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素早いレジ打ちを披露する有衛紗季さん＝金沢市入江の「フレッシュベイク」入江店で |
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素早いレジ打ちが話題のパン店が、金沢市入江にある。三日月形のパン「クレセント」が名物の「フレッシュベイク」入江店。店員たちの早業で、人気店ながら長い行列はつくらせない。（小佐野慧太）
「フレッシュベイク」入江店
ドーナツ、塩パン、カレーパン−。値段の全て違う五種類のパンを会計に持って行く。レジに立つのは、勤務歴が最も長い店員の有衛（ありえ）紗季さん（３１）。「ピピピピピピ…」。ゲームの名人がボタンを連打しているような音が、店内に響いた。「七百四十五円です」。その間、わずか三秒。「何しとったん？」「早っ！」と驚く客も多いという。
フレッシュベイクは金沢、野々市市に三店舗を持つ。入江店には平日、三百人前後の客が来る。「お店が忙しいから、レジ打ちは自然と速くなりました」と話す。出身高校は普通科で、電卓やレジ打ちの訓練を積んだわけではなかった。
速さの秘密は、店で扱う百三十種類のパンごとに値段を暗記していること。パンには値札やバーコードはつけられない。「ノートにパンの名前と値段を何度も書いたり、パンをスケッチしたりして、自分なりの仕方で覚えることが店員の最初の仕事です」。同店では、他に四人の店員がレジ打ちに入るが、「みんな速いですよ」。
村田剛店長（４７）も「普通の速さで売っていたら、常に列ができてしまう。助かっています」と感謝する。有衛さんは「お客さんから『いつも手際がいいね』って話し掛けられると、やっぱりうれしいですね」とほほ笑んだ。
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北陸中日新聞新神田専売所（金沢市入江）がユーチューブで、有衛さんのレジ打ちの動画＝ＱＲコード＝を公開している。
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December 12, 2019 at 03:10AM
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驚速レジ打ち 職人技 パン１３０種類の値段 覚えてます - 中日新聞
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