日本チェーンストア協会（東京・港）が21日発表した4月の全国スーパー売上高（速報値）は、既存店ベースで前年同月比4.5%減だった。前年を下回るのは3カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で家庭内調理の需要が増えて食料品は伸びたが、ショッピングセンターなどでの衣料品や住関連の商品は苦戦した。
食料品は9.5%増。農産品は15.4%増、畜産品は18%増、水産品は5.7%増だった。パスタ関連やインスタント麺、ヨーグルトなどを含むその他食品は10.8%伸びた。
衣料品は休業や営業時間短縮に追い込まれた事業者が多く、53.7%の大幅減となった。家具や家電など住関連の製品は14.2%減。
井上淳専務理事は統計の結果を「食料品など必需品の購入が伸びた一方で、レジャーやイベント的な性格の強い消費がダメージを受けた」と分析。今度の消費動向については「感染拡大が徐々に収まっても、雇用や所得、消費者心理の悪化で日常消費も落ち込む懸念を強く持っている」と述べた。
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May 21, 2020 at 01:49PM
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4月スーパー4・5%減収 既存店、衣料品大幅減 - 日本経済新聞
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