
帝京安積高の2年生約40人が、地元パン店と協力して2種類の商品を開発した。新型コロナウイルス感染拡大で閉塞(へいそく)感が漂う地域を元気にしようという取り組み。8日に店頭販売が始まり、初日から完売するなど人気を得ている。
ビジネス総合科でマーケティングを選択する生徒たちが昨年9月にプロジェクトを始動。郡山市内のパン店に協力を呼び掛けた。
学校近くにある石窯工房パンテラスの協力を得て商品開発に着手。班ごとに考えた約10個の案から2案に絞り、商品化に向けて協議を重ねた。商品名やキャッチフレーズ、パッケージを考え、チラシもデザインした。
プロジェクトに参加した北原蓮さん(17)は「どうすれば買う人の目を引くことができるかなど、一から考えて商品を作ることの難しさが分かった。日ごろ無意識に手に取っている商品を見る目が変わった」と充実感をにじませた。
商品化したのは、大小のクリームボックスを重ねた上にミカンエキス入りのパンを乗せ、鏡餅に見立てた「幸せていきょうパン」(税抜き300円)と、ラズベリーとミカンのクリーム入りのパンを紅白の求肥(ぎゅうひ)でくるんだ「紅白もち合戦」(250円)。同店で今月末まで販売している。
14日には生徒たちが同校で出張販売を行い、約60個の商品が販売開始から10分ほどで売り切れる盛況ぶりだった。
からの記事と詳細 ( 地域を元気に!新商品のパン人気 帝京安積高生と地元店が開発 - 福島民友 )
https://ift.tt/3imfb4j
No comments:
Post a Comment