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Sunday, May 9, 2021

マイク置きパン販売に奮闘 歌手のMICAさん、コロナ禍でアルバイト | 熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

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 「待ってたよ」「頑張って」-。4月下旬、熊本県天草市牛深町の牛深ハイヤ大橋近くにできた人だかりの中に、焼きたてパンの売り子として接客するシンガー・ソングライター、MICAさん(38)=熊本市=の姿があった。新型コロナウイルス禍で多くのアーティストが活動の場を奪われる中、マイクを置いて笑顔で奮闘している。

 上天草市出身で2004年に全国デビュー後、代表曲「二人の道」や「ツナガッテク」など50曲以上を作詞・作曲。熊本のCM女王の名も持つ。県内を中心に年間約250件のコンサートやイベントに出演していたが、昨年1月以降はコロナの影響で出演依頼が激減したという。

 「個人事務所のマネジャー2人も雇えなくなり、コロナ禍が落ち着いたらまた集まろうと別々の仕事を探すことにした」とMICAさん。知り合いの食パン専門店「革命とはこのこと」(熊本市)で、同4月からアルバイトを始めた。

 週3日ほど店のカウンターに立ちながら、知人らにもパンを売り込んだところ、SNSや口コミで買いたいとの声が広がる。店側に出張販売を持ち掛け、昨年12月から月1回、牛深や上天草、菊池など県内6カ所を回るようになった。

 この日、用意したパン約150斤は、約30分で完売。「毎回楽しみにしている。ハイヤ祭りなどでも牛深に毎年歌いに来てくれるので、応援しています」とファンで主婦の古川嘉香さん(77)。

 MICAさんは「みんなから温かい声を掛けてもらいうれしい。初心に帰れる」と感謝する。同店の統括責任者、後藤健作さん(45)は「アーティストとしてお客さんを大切にする姿勢が人を引きつける」とうなずく。

 今年から地域の祭りなどのステージが戻りつつあったが、感染再拡大で大型連休中のイベントはすべてキャンセルになった。それでもMICAさんは「また歌を届ける、という気持ちを糧に頑張る。5月中旬にはレコーディングに入る予定」と前を向く。(谷川剛)

 ※出張販売の日程などはMICAさんのフェイスブックに掲載。

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