仙台朝市のパン店「マルモ」(仙台市青葉区中央4)と仙台のジャム作家「salz(ザルツ)」が4月1日、ジャムの瓶が丸ごと具になった「ジャムパン」を完成させた。(仙台経済新聞)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で閉塞(へいそく)感が漂う中、「少しでも明るい話題を届け、楽しんでもらえれば」と、エープリルフールに合わせて企画。パンの形や大きさ、瓶の包み方など試作を重ね、約2週間かけて完成させた。
ザルツの村上博信さんは「200度のオーブンにジャム瓶を入れる経験がなかったので、ふたの塗装やパッキン、ジャムがどうなるのかひやひやしていたが、心配していた部分はクリアできた」と話す。
縦約40センチ、横約40センチ、高さ約10センチで、重さは2.5キロ。春らしい桜色や若草色など6種類の天然酵母のパン生地で、宮城県産イチゴで作ったジャムの瓶(50グラム入り)10個を包んで焼き上げた「ジャムパン」。カットすると中から湯気と共にジャム瓶が登場。村上さんは「瓶の粗熱が取れた後、温かいイチゴジャムをパンに塗って食べたらおいしいかも」とほほ笑む。
今のところ販売の予定はない。
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