松山・中島
焼きたてパンを島の人に 元地域おこし協力隊員が開業
2021年6月23日(水)(愛媛新聞)
「島の人に焼きたてのパンを食べてもらいたい」。3月末に松山市の忽那諸島の中島で地域おこし協力隊の任期を終えた山田健生さん(60)が今月1日、島西側の熊田地区で「しまのぱんかふぇ tetote(てとて)」をオープンした。
京都市出身の山田さんは約33年間、百貨店で販売促進業務に従事。早期退職し、社会人向け専門学校に1年間通いパン作りの技術を学んだ後、2018年に大阪府から中島へ夫婦で移住し協力隊員に就任した。
穏やかな海が見える場所でパン店を開きたいとの夢を抱く山田さんを島民が歓迎し、いろいろと手助けしてくれた。山田さんは隊員として活動しながら、パンを作ってイベントで販売するなどし、開業に備えてきた。
午前11時の開店に合わせて、焼きたての食パン、総菜パン、菓子パンが並ぶ。生クリームや牛乳、中島産のはちみつを使った食パンが人気。妻の由紀さん(57)手作りのスイーツやドリンクも提供している。
島唯一となるパン店開業の話は口コミで広まり、連日50~60人が来店している。午後にも焼き上がったパンを出すが、売り切れてしまう状態。
山田さんは想定を超える客数に驚きつつ「ご恩を返していかないと」とパン作りに打ち込み、どうやって需要に応えていくか模索している。
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