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遠くてなかなか口にすることができなかった、地方の有名店のパン。自宅の食卓で楽しめるサービスが始まりました。 ■“手間の多さ”に及び腰も… 神奈川県にあるパン屋さん。店内に入ると、おいしそうなパンがずらっと並んでいます。 実は、インターネットで注文することができ、ボックスにパンが詰められて、おいしいパンが全国各地どこにいても楽しむことができるのです。 江戸時代に東海道沿いのお茶屋さんとして始まり、昭和の時代に今の形になった、老舗パン屋「エスプラン」です。 1番人気は、エスプレッソを自家配合したこしあんと、軽い食感の生クリームが詰まった「珈琲あんぱん」。100%茶豆で作られたあんがたっぷりの「生ずんだあんぱん」も人気です。 しかし、新型コロナの影響で売り上げが減少。オンラインで販売することを考えましたが、手間の多さに及び腰だったといいます。 「エスプラン」代表取締役・塩田悠樹さん:「パンを焼く、冷やす、冷凍するまでは、誰でもできると思う。(発送など)オペレーションの数がすごく多くなる」 ■オペレーションはすべて運営に 新型コロナの影響で多くのパン屋が売り上げ減に苦しむなか、先月、新たに登場したサービスが「ぱん結び」です。 全国のパン屋と提携したウェブサイトで、オンラインで手軽に名店の味を取り寄せることができるのです。 手掛けたのは、“カガクでネガイをカナエル会社”のキャッチフレーズで知られる「カネカ」です。 カネカ販売促進統括部・久下豊弘部長:「カネカで生産しているイーストとかマーガリンとか、ベーカリーさんにお世話になってます。ベーカリーさんとパンが大好きな消費者様をつなぐサイトとして、『ぱん結び』を大いに活用して頂けたらと」 店では、通常通りに焼いたパンを袋詰めして冷凍。あとは、「ぱん結び」から支給された専用の箱に入れて運送会社に渡すだけです。 送り状の作成や代金の徴収・管理など、一番負担の掛かるオペレーション部分はすべて運営側に任せることができるのです。 塩田悠樹さん:「作っても売れなかったら、ただ廃棄ロスを見るだけ。どうにか皆さんに届けたい。それに尽きる」 この店では早速、サービス初日から8件の注文が入りました。 ■消費者にも「ウィンウィン」 現在、19の都道府県、およそ30の人気パン屋の商品を注文できます。 熊本県の「めるころパン」は、ドイツでパンマイスターの資格を取得した職人が焼く、本格“ドイツパン“が自慢です。 岩手県の「福田パン」は全国各地を鉄道で回る、あの人気すごろくゲームにも登場するコッペパンの名店です。 消費者にとっても、地方の名店の味が自宅で味わえる、まさに「ウィンウィン」なこのシステム。今後への期待は? 塩田悠樹さん:「(Q.新しいお客様も獲得できる?)非常に期待していますし、地方の方が横浜旅行のついでに、うちに来て頂いてというのがゴールだと思います」 (「グッド!モーニング」2021年11月2日放送分より)
からの記事と詳細 ( 全国“ご当地パン”を自宅で!「ぱん結び」サービス(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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