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Thursday, February 13, 2020

“第3次韓流ブーム”到来した大阪・生野コリアタウン その人気の背景は - SankeiBiz

 日韓関係の悪化により訪日韓国人客が激減し全国の観光地で影響が出るなか、大阪・生野コリアタウン(大阪市生野区)に「第3次韓流(はんりゅう)ブーム」が到来している。チーズドッグなどの韓国フードを食べ歩きながら、コスメやK-POPアイドルのグッズを買い求める中高生ら若者が殺到。週末はソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)のようなにぎわいだ。その人気の背景にあるものは。(石川有紀)

 中高生が中心の街

 JR鶴橋駅の南東約1キロ、御幸森(みゆきもり)天神宮から東西約500メートルに延びる3つの商店街が連なる生野コリアタウン。両側に食料品店や雑貨店、CDショップなど、韓国からの商品を扱う店が並び、週末には若者でごった返す。

 「第3次韓流ブームが来るとは。今は中高生が中心の街になった」と、御幸通商店街会長で花店を営む由良(ゆら)英明さん(58)は変貌ぶりに驚く。

 各商店街は、もともと戦前に朝鮮半島から移住した人たちが形成した市場。かつては「朝鮮市場」と呼ばれ、業者や地元住民向けに商売していた。その後、客の減少や後継者問題への危機感から、在日韓国・朝鮮人と日本人の店主らが協力して新たな顧客を呼び込もうと、観光地「コリアタウン」に転換した。

 街に中高生が多くなった背景には、地元の市民団体「コリアNGOセンター」が平成8年から本格的に始めた体験学習の存在がある。

 理解深める体験学習

 これまで大阪府内や関西の小中高生ら年間約7千人~1万人を受け入れ、近年は青森県や熊本県など遠方からも修学旅行で訪れるように。キムチ漬けや伝統楽器、ハングル講座などを体験し、キムチやチヂミ、蒸し豚などが並ぶ商店街で異文化を感じながら、ストリートフードを味わうのが定番コースだ。

 昨年12月に参加した大阪府守口市立中学2年の女子生徒(14)は「お店で韓国語でお礼を言ったら、喜ばれた。日本と似ているところも違うところもある韓国の文化に興味を持った」と楽しんだ様子。引率した校長(60)は「ニュースでみる日韓の政治や外交は難しい問題だが、生徒たちが多様な文化に触れ、理解を深めるきっかけになれば」と話す。

 体験学習を始めた当初は「商売に関係ない」と非協力的な店主もいたが、今は中高生が数百円の小遣いで食べ物を買ったり、キムチの味見をしたりできるように。「将来のお客さん」として受け入れられている。

 「政治に巻き込まれたくない」

 戦後最悪といわれる日韓関係に生野コリアタウンが揺らがないのは、ブームを支える若者世代が政治に関心が薄いこともある。ただ、由良さんは「私たちは皆商売人。政治に巻き込まれたくないし、日本で韓国の雰囲気が楽しめるからと、来てくれるお客さんが一番大事」と話している。

【用語解説】韓流ブーム

 2003年、日本で放映された韓国ドラマ「冬のソナタ」から火がついた。中年女性を中心にロケ地めぐりなど、韓国への関心が高まった。10年代にはK-POPアイドル人気による第2次ブームが起きたが、12年、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島(島根県)上陸などで冷え込んだ。近年は韓国の鶏料理のチーズタッカルビや韓国ドッグ(ハットグ)といった食や化粧品などがヒットする第3次ブームが到来。SNS世代の若者がブームを拡散し、熱気は続いている。

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