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Monday, May 4, 2020

食べてみたい世界のパン8選、バゲットからハチャプリ、パーネ・カラザウまで(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

文化と歴史も

 今からおよそ1万4400年前、現在の中東ヨルダンで、パン種の入っていない円形のパンが焼かれた。2018年にこの地域で、古代の炉から黒焦げのパンが発見されたのだ。

ギャラリー:世界各国の「食」の風景 写真27点

 それまで、パンを食べる習慣は約1万年前に始まったと考えられていた。ところがこの発見は、狩猟採集民が定住し、農耕を開始するはるか以前からパンがつくられていたことを示唆している。つまり、パンが私たちの生活にどれほど長く根付いていたかについて、定説が覆されたということだ。

 今やパンは、私たちの食卓にも心の中にも、不動の地位を築いている。米国南部のコーンブレッドからアジアのロティまで、世界のパンを紹介しよう。

世界に出たアジアのロティ

 ロティ(別名チャパティ、プルカ、マーニ)は、見た目はいたってシンプル。パン種を使わない平らな円形のパンで、何であれ一緒に食べるものの皿やスプーンの役割を兼ねる。しかしその歴史は、初期の農耕から奴隷貿易、強制労働といった複雑な物語を伝える。

 ロティは何世紀も前からインドやパキスタンで食べられているが、約500年前、ヨーロッパ人が入植して以降、コミュニティとともに南アジアの故郷から外へ出た。現在、スリランカやタイ、マレーシア、インドネシアで定番となっており、南アフリカやカリブ海諸国でも、南アジア系の人々の重要な食材となっている。

サルデーニャ島の二度焼きパン

 約3000年前、地中海に浮かぶサルデーニャ島の羊飼いたちは、食事の時間になると「パーネ・カラザウ」が山積みになった丘を目指した。このパンは、その薄さからカルタ・ダ・ムジカ(楽譜)とも呼ばれ、最長1年保存できる。パーネ・カラザウは現在もイタリア、サルデーニャ島の定番で、最近、島に点在する巨石の住居からこのパンの痕跡が発見された。

 つくり方を説明しよう。まず、デュラム小麦の生地を紙のように薄い円形に伸ばし、薪オーブンで焼く。風船のように膨らんだら、柔らかいうちに上下2枚に分け、それぞれを平らに伸ばす。再びオーブンで焼き、パリパリに仕上げる。

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