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Sunday, September 6, 2020

台風接近 対策急ぐ医療機関、不安にじませる住民ら - 日本経済新聞

大型で非常に強い台風10号は7日朝にかけて九州西岸に接近して沖合を北上する見込みだ。気象庁は記録的な暴風などで大きな被害が出る可能性が高いとして早めに避難するよう呼び掛けている。台風接近に住民らは不安の表情を浮かべ、医療機関などは停電や浸水被害対策などを急いだ。

台風10号の影響で、臨時休業になったコンビニエンスストア(6日午後0時17分、鹿児島市)=共同

台風10号の影響で、臨時休業になったコンビニエンスストア(6日午後0時17分、鹿児島市)=共同

鹿児島湾や甲突川に近い「済生会鹿児島病院」(鹿児島市)は4日と5日に対策会議を開き、非常用電源に切り替わった際も使用できる電源の位置を確認した。出勤可能な職員もリストアップ。非常用電源が使えなくなった場合を想定し、各部署にランタンを配布したほか、院内で水が流入する恐れのある場所には土のうを積んだ。

鹿児島市では6日昼に避難指示が発令されたが、同病院は透析患者の治療のため7日は休診せずに対応する。7日に治療を控える患者の中には6日に来院した人もおり、宿泊して過ごしてもらう。久保園高明院長は「ここまでの体制をとることはめったにない。患者と職員の安全を第一に対応したい」と話した。

災害拠点病院に指定されている長崎みなとメディカルセンター(長崎市)は3日に院長をトップとする災害対策本部を設置した。台風10号が接近する6日夜は、通常の4倍近い約300人の医師や看護師らスタッフが病院に泊まり込み、大規模な災害が発生し負傷者が運ばれてきても迅速に対応できるよう備える。

7日は外来診療を全て中止するが、災害対応を含め救急外来は通常通り診療を行う。担当者は「過去に経験のない台風でどういう状況になるか警戒している。スタッフも緊張状態が続いている」と話した。

九州各地では台風接近に不安をにじませる住民の姿も見られた。鹿児島市の繁華街・天文館では多くの店舗が出入り口に土のうを積み、窓ガラスに補強用のテープを貼るなどの対策に追われた。

飲食店は新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが落ち込んでおり、台風被害での「追い打ち」を心配する声も。すし屋を営む男性(67)は「水害などで営業できなくなれば、閉店に追い込まれる店が多く出てしまう」と語った。

福岡市の大丸福岡天神店は午後3時に閉店した。同市の主婦(64)は「近所のスーパーでは食料品が売り切れていた。ゆっくり買い物できなかったが、仕方がない」と足早に帰路に就いた。

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September 06, 2020 at 04:53PM
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