2020年10月03日13時08分
サンドイッチチェーン「サブウェイ」のロンドン市内の店舗＝２０２０年５月（ＡＦＰ時事）
【ロンドン時事】日本でも人気の高い米サンドイッチチェーン「サブウェイ」のパンをめぐり、アイルランドの最高裁は「パンではない」と認定した。糖分が多過ぎるためだといい、付加価値税（日本の消費税に相当）の軽減税率で０％となる主食とは認められなかった。
日本でも昨年１０月から消費税の軽減税率が導入されたが、仕組みが複雑になれば同様の混乱を招く可能性もありそうだ。
判決は９月２９日付。サブウェイの運営会社が２００６年、支払った付加価値税の払い戻しを求めて国を提訴していた。アイルランドでは品目ごとに複数の税率があり、裁判では適用される税率が争点となった。
アイルランドの税法は、パンの定義を細かく規定。そのうちの一つとして、「糖分の量は生地に含まれる小麦粉の重量の２％を超えてはならない」と定めている。最高裁の判決文では「サブウェイのパンの糖分は小麦粉の重量の１０％であり、２％を超えることに異論はない」と認定し、運営会社の訴えを棄却した。
アイルランドの付加価値税の現在の標準税率は２１％。新型コロナウイルスの影響を受け、景気刺激策として今年９月１日から来年２月末までの期間限定でそれまでの２３％から引き下げられた。ただ、パンや紅茶、野菜などの必需品は０％となる。 
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October 03, 2020 at 11:08AM
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サブウェイのパン、「パンじゃない」 アイルランド最高裁が認定 - 時事通信ニュース
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