日本食品機械工業会は、食品製造ラインにおけるIoT(モノのインターネット)共通基盤の構築に取り組む。第1弾として製パン業界を対象に機械メーカー、製パン大手、通信機器メーカーなどで構成するIoT推進委員会を立ち上げ、具体的作業に入った。
製パン関連機械のセンサーやサーボモーター、プログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)、カメラなどから稼働データを一元的に吸い上げ、故障予知や予防保全に活用して生産性向上につなげる。
IoT推進委員会のメンバーは全16社。製パン機械メーカー8社、製パン大手3社、包装機械や検査機械など関連機械メーカー3社、通信機器メーカー2社が参加する。
製パン作業は原材料の仕込み、計量から1次発酵、分割・丸め、成形、最終発酵、焼成、包装工程などの流れとなる。ただ、データの測定基準や内容は、工程や機械メーカーによってバラバラ。工程が互いに関連し合っているため「前工程と後工程で共通データをどう入手するか」「どんな内容のデータを収集するか」といった判断が重要になる。
製パン機械メーカーにIoT関連仕様の実態、パンメーカーにIoT関連の現状とニーズについてそれぞれ意見聴取しており、4月以降にそれらの結果を踏まえて標準仕様の作成作業に入る。
IoT共通基盤を構築できれば、機械とリンクした人工知能(AI)やロボットの導入・活用も容易となる。食品機械の安全・衛生化にもつながるとみている。
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