こんがりきつね色のカレーパンは、パン店で大抵見かける定番商品だが、新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要で人気が上昇。こだわりの詰まった「進化系」がテレビや雑誌で特集が組まれるなど、かつてないブームの兆しを見せている。熱々でスパイスの効いたカレーパンを味わえる人気店を訪ねた。(本江希望)
東京都世田谷区の三軒茶屋駅から歩いて15分ほどの住宅街にあるパン店「ブーランジュリ シマ」。その厨(ちゅう)房(ぼう)には、さながらカレー専門店のように、何十種類ものスパイスが入ったケースが積み重ねられていた。
同店の代表を務める島健太さん(44)は、世田谷で生まれ育ち、「街で愛されるパン屋をつくりたい」と専門学校やパン店での修業を経て平成19年に同店をオープン。5年目のとき、カレー研究家、水野仁(じん)輔(すけ)さんと出会い、スパイスの世界に魅了されていく。
「それまで店で出していたカレーパンの販売をやめ、スパイスカレーの研究を本格的に始めました」
そして、2年の月日をかけて完成したのが「チキンスパイスカレーパン」(324円)。シナモン、カルダモン、クローブ、クミンなど約12種類のスパイスを使ったこだわりのインドカレーを包んだパンは、注文を受けてから揚げるスタイル。そこには、学生時代の忘れられない記憶があった。
「高校生のとき、学校に行く前に立ち寄っていたパン屋がありました。朝、揚げたてのカレーパンが並ぶのですが、熱々でおいしくて。その感動が忘れられなかったんです」
こだわりのインドカレーに合わせて、それを包むパンは「ナンに近い、もちもちして、甘さがある生地にしています」と島さん。
注文から提供までの時間は約3分。カリっと揚げられたパンの中から、カレーのスパイスが爽やかに香る。「老若男女に愛されるパン」がモットーのため、辛さ控えめでまろやかな味わい。大きめの鶏肉が入っており、口に入れるとほぐれる柔らかさ。時間がたつとパンのもちもち感がアップし、冷めてもおいしく食べられるという。
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