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Sunday, April 25, 2021

他店のパン食べるたび「うちでも…」開発繰り返し160種並ぶ人気ベーカリーに パンから溢れる店主の情熱 - www.fnn.jp

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専用生地で冷めても“サクっと“おいしい…手作りのルーがつまった「カレーパン」

愛知県春日井市に、1日1000個以上のパンを売る人気のベーカリーがある。パンに情熱を傾ける店主が、日々研究し、生み出したパンの種類は160種。3日間煮込んだこだわりのルーが詰まったカレーパンに、開店から愛され続けるナッツやレーズンが詰まったパンなど、様々な人気の手作りパンがあった。

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JR勝川駅から歩いて7分のところに、手づくりパンの店「櫻蔵(さくら)」はある。遠方からも客が訪れる人気のベーカリーだ。

パンは全て、店主の丹羽和央さんの考案。

店内には、甘くて香ばしく、パリパリの食感がたまらない「クイニーアマン」(238円)や、自家製天然酵母で作ったもっちり生地が自慢の「天然めろんぱん」(194円)など、毎日160種類ほどのパンが並ぶ。

中でも人気商品が、カリッと揚がったパンの中に手作りカレーがたっぷりつまった「カレーパン」(194円)。カレーの味の濃さとコクの深さがあり、時間が経ってもパンを揚げたときのサクッと感が残っている。

冷めても生地がふんわりおいしく食べられるよう、全てのパンにブドウや小麦粉などから作った天然酵母を配合。また、カレーパンにはカレーパン専用の生地を使うなど、作るパンに合わせて10種類以上の生地を使い分けている。

カレーパンのルーは、3日間かけて作られる。1日目は、牛肉をスパイスで漬け込み…。

2日目は、丸1日じっくり煮込む。3日目は、野菜を炒め牛肉のうまみが出た出汁やルーを入れ、さらに煮込んで完成。

試行錯誤し完成させた、丹羽さんの力作だ。

気が付くと160種類にも…他店の美味しいパンに出会うとすぐ試作

生地だけでなく、中身にまでこだわるパン。160種類も作る理由…。丹羽さんは、他の店でおいしいパンに出会うと、自分の店でも提供するためにすぐに試作。粉の種類や水の量など、10回から20回の試行錯誤を繰り返し、新しいパンを生み出し続けた結果、ここまで種類が増えた。

最近、新しく完成させた自信作が、「デーツとクリームチーズ」(324円)だ。「デーツ」とは、ナツメヤシの実で強い甘みが特徴のドライフルーツ。栄養価が高く、スーパーフードとして最近注目されている。

外はパリっと、中はもっちりとした生地に、デーツと合わさったクリームチーズが相性抜群。優しい甘みにクリームチーズの爽やかさが後からやってくる。

丹羽さんは、スタッフから「デーツとクリームチーズが合う」と聞き、このパンを考案。店の看板商品になるほどの美味しさに仕上がった。

口の中に広がる4つの具材の美味しさ…開店から愛されるロングセラー商品

160種類の中に、ロングセラーのパンがある。それが「ナッツごろごろオレンジパン」(302円)。

16年前の開店当時からのロングセラー商品で、丹羽さんの奥さんが最も好きだというこのパンは、歯切れがよく粉の風味も楽しんでもらえるように、グラハム粉という粗目の粉を使っている。

その中には、マカダミアナッツ、クルミ、レーズン、オレンジピールなどがゴロゴロと詰まっている。

食べるとクルミとマカダミアナッツの歯触りが最初に。その後、レーズンの甘さとオレンジピールの爽やかさが、後に残る。

丹羽さん:
ポイントはみんな主張しないということです

マカダミアナッツ、クルミ、オレンジピールに、レーズン。どれもが主張しすぎないよう、何度も分量を変えて試し、全ての良さを引き出した。一口頬張れば、4つの具材のおいしさが口の中に広がる。開店からずっと愛される店の看板商品だ。

手づくりパンの店「櫻蔵」は、春日井市のJR勝川駅から歩いて7分。

(東海テレビ)

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https://www.fnn.jp/articles/-/172149

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