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Friday, June 25, 2021

ミニキューブパン 岡山で注目 “写真映え”とサイズ感人気:山陽新聞デジタル|さんデジ - 山陽新聞

takooras.blogspot.com  6センチ四方程度の立方体の型にふたをして焼いた、手のひらサイズの「ミニキューブパン」が岡山県内で注目を集めている。中にクリームを入れたシンプルなものから、フルーツを乗せた“SNS映え”する見た目のものまでアレンジは多種多様。「小さくてかわいい」と幅広い世代に人気で、手土産にも好評だ。県内の個性豊かな3店舗を紹介する。
「本多」のミニキューブ食パン。ショーケースには約20種がずらり

「本多」のミニキューブ食パン。ショーケースには約20種がずらり


 今年5月、岡山市北区問屋町にオープンしたのは「本多」。2017年から、姫路総本店がある兵庫を中心に全国13店舗展開し、中四国初出店。元々熟成純生食パンの専門店だが、「新型コロナウイルス禍、テークアウトでも楽しんでもらえる商品を」と今年2月から「ミニキューブ食パン」(全て300円)の販売を始めた。扱うのは岡山問屋町店が2店舗目で、ショーケースには色とりどりのキューブパンが並ぶ。常時20種類400個は用意しているが、早い日は昼過ぎには売り切れてしまうという。
本多の「イチゴジャム」(左)と「ブルーベリージャム」の断面。生クリームとジャムがぎっしり

本多の「イチゴジャム」(左)と「ブルーベリージャム」の断面。生クリームとジャムがぎっしり


 人気は「あまおう苺クリーム」と「ベルギーチョコクリーム」。「焼きビーフカレー」「タマゴサラダ」といった総菜系も購入する人が多い。半分に切ると、中にはクリームや具材がたくさん詰まっている。「北海道小倉あん」を購入した主婦(70)=岡山市=は「ケーキみたいできれい。ゴマやあんこなど、和風の味があるのもうれしいですね」とにっこり。
問屋町に店を構える「本多」。元々は熟成純生食パンの専門店

問屋町に店を構える「本多」。元々は熟成純生食パンの専門店


 同店は「『本多』は何と言っても豊富な種類が魅力。全種類制覇した人もいる。新商品も随時追加していくので、自分好みの味を見つけて」と呼び掛ける。午前11時~午後6時(完売次第終了)。火曜定休。

 愛らしさで多くの人を引きつけるのが、今年4月、倉敷市美観地区に県内初上陸した「みっふぃー蔵のきっちん」(同市本町)。併設するベーカリーで、世界的キャラクター・ミッフィーのイラストを施した「みっふぃーデニッシュキューブ(プレーン)」(248円)など3種類を展開する。

美観地区の町並みをイメージした「だーんのタイルキューブ」=みっふぃー蔵のきっちん© Mercis bv

美観地区の町並みをイメージした「だーんのタイルキューブ」=みっふぃー蔵のきっちん© Mercis bv


 全国4店舗の「みっふぃーきっちん」それぞれの地域で特色ある食材やモチーフを反映。嵐山店(京都市)の「さくら塩」などがあり、倉敷店限定はサブキャラクター・ダーンをプリントした「だーんのタイルキューブ」(281円)。美観地区の町並みにある石畳や蔵造りの建物をイメージした格子状のデザインだ。中にはレトロスイーツの代表でもあるプリン味のクリームを入れた。
ベーカリーを併設した「みっふぃー蔵のきっちん」© Mercis bv

ベーカリーを併設した「みっふぃー蔵のきっちん」© Mercis bv


 ミッフィーファンに女性が多いことから、「女性でも食べやすいように」と、1号店である嵐山店を開業した18年からキューブパンを店頭に並べる。倉敷店限定商品は1日約300個売れる人気で、「ここ1、2年の食パンブームを下地に、写真映えするキュートさと、一人暮らしでも買いやすく、シェアもしやすいサイズ感が今のニーズに合っているのかも」と、「みっふぃーきっちん」を運営する寺子屋(京都市)は見る。

 午前9時半~午後5時半。年中無休。

 そんな流行を先取りするかのように、17年の開店当時から「クリームキューブ」(183円)を提供するのは「パン喫茶アトリエ」(倉敷市連島町鶴新田)。キューブ型にすることでパンの皮が厚くなりクリームを後入れできるため、滑らかで濃厚な食感が保てるのが特長だ。

クリームを後入れする「クリームキューブ」=パン喫茶アトリエ

クリームを後入れする「クリームキューブ」=パン喫茶アトリエ


 趣味が高じ、脱サラして開業したオーナーの堀雄策さん(37)が「ミニキューブパンを並べて販売したらかわいいのでは」と作り始めた。「2年前に数週間取り扱いをやめたところ、『ないの?』『やめないで』という声がお客様から相次ぎ“復活”した歴史がある。まとめ買いする人も多く、コロナ禍で客足が遠のいた今でも連日完売する不動の一番人気です」と堀さん。毎年、チョコやレモンクリームなど期間限定の味も「気まぐれ」で出している。7月以降、通常の12センチ四方より一回り小さい8センチキューブの食パンも日曜限定で新登場する予定。
パン喫茶アトリエ。喫茶スペースで購入したパンを食べることもできる

パン喫茶アトリエ。喫茶スペースで購入したパンを食べることもできる


 喫茶スペースがあり、購入したパンを自家焙煎のコーヒーと一緒に味わえる。新型コロナウイルスの影響で6席程度に絞って案内中。テークアウトも可。午前10時~午後6時半(完売次第終了)。火曜定休。

 小さな立方体の焼き型自体は昔からあるため、メニューにこっそりミニキューブパンがあるパン店は少なくないはず。県内で他にもいくつかその姿を見かけた。現代の需要に合ったサイズ感と、“SNS映え”するかわいさで、今後はさらにブームになりそうだ。

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