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ホカホカの焼きたてがおいしいパンなのに、マイナス30度で冷凍。
パンの新たな販売方法。
1日、神奈川・横浜市内にオープンしたのは、その名も「時をとめるベーカリー」。
“時をとめる”とは。
店内にあるのは全部、冷凍パン。
東京、神奈川を中心に、およそ50のベーカリーから、およそ500種類ものパンを買い取り、冷凍。
時を止めて、販売している。
パンといえば、焼きたてアツアツがおいしい。
それなのになぜ冷凍パンなのだろうか。
時をとめるベーカリー・ハットコネクト 中島慶社長「パン業界はフードロスの多い業界。職人が一生懸命作ったパンが廃棄されるのは悲しいこと。賞味期限を長く取れる冷凍パンは魅力的だと感じた」
パンは、冷凍すると保存がきく一方で、解凍すると水分が失われ、おいしさが落ちるイメージが。
しかし、この冷凍パンは袋から取り出して電子レンジで数十秒温めるだけで、外はパリパリ、中はモッチモチに。
総菜パンから菓子パンまで、さまざまなパンをおいしく食べることができる。
そのおいしさの秘密は冷凍方法。
初めに、厚手の袋にパンを詰め替え、専用の機械で真空にならない程度に空気を抜く。
そして、超低温の特殊な液体に30分程度、入れておく。
こうすることで、中心部まで急速冷凍が可能に。
冷凍庫で保存しておけば、なんと、およそ90日間もおいしく食べられる。
オープン初日の1日、開店を楽しみにしていたというお客さんが次々と来店。
30代「日持ちするのがありがたい。子どももいるので、好きな時に解凍できたらいいなって」
40代「コロナ禍なので、出掛けて、どこかおいしいパン屋に行くこともできないので、ここでパンが選べるのはすごくいい」
想像以上の歓迎ムードに、中島社長は「びっくりした。これだけ期待されていたのだなと。ドキドキしたけどうれしい気持ちでいっぱい」と話した。
おいしい時に、時を戻して食べられる、環境にも人間にも優しい冷凍パン。
パン業界に新しい風が吹くとみられる。
からの記事と詳細 ( おいしさ閉じ込める“冷凍パン” -30℃ 凍らせ90日保存可能 - www.fnn.jp )
https://www.fnn.jp/articles/-/233398
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