地元店が販売 地域活性化も
穴水町の穴水高校の生徒会は、地元製パン店「ベーカリーH&M」の協力を得て、毎週木曜にパンを希望する生徒に販売する。同校に購買部がなく、地元商店を応援することで地域活性化にもつなげようと生徒会が「もくパン(木曜パンの日)」として企画。十四日には文化祭に合わせ一回目の販売があり、百個以上の注文があった。(森本尚平)販売会場の体育館には、砂糖をまぶしたシュガーツイストやメロンパン、ピザパンなどがずらり。中でも同店で人気商品の一つカレーパンは、生徒たちの人気を集めた。
前日までに注文した生徒たちが列をなし、次々にパンを受け取った。普段は弁当を持ってきている一年の新谷翔悟さん(16)は「地域の人の協力で週に一度違うものを食べられるのはすごくありがたい」と喜ぶ。
購買部がなく生徒は弁当を持参するか、コンビニなどで昼食を調達する必要があった。生徒会長の橋本みつきさん(18)は「不便に感じる生徒もいる。今回の企画をきっかけに地域とのつながりをもっと増やしていければ」と意気込む。十二月までは試行期間で毎週木曜に販売し、その後は次の生徒会に企画を引き継ぐ考え。
同店は昨年、同町川島の呉服店「ウイングなかり」内に開業。町内唯一の製パン店として人気を集める。橋本弘幸店長は「子どもたちが応援してくれるのはありがたいし、助かる」と話した。
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