「乳幼児用規格適用食品」は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、設けられた国の制度で、食品などに含まれる放射性物質が基準値を下回っていることを示すために、パッケージなどへの表示が義務づけられています。
一方、国民生活センターによりますと、この制度を含めて国の基準で、乳幼児向けの食品の固さや大きさなどの安全性に関する基準はありません。
国民生活センターが「乳幼児用規格適用食品」について2歳以下の子どもの保護者合わせて1000人に先月、表示の意味について複数回答で調査した結果、放射性物質に関する基準とした人は12.8%いましたが、放射性物質の基準だけだと正しく理解していた人は1人だけでした。
一方、食品の固さや大きさに関する基準とした人は39.4%と最も多く、次いで、アレルギー物質に関する基準とした人も39%に上り、多くの保護者が表示を誤って理解していました。
さらに、「わからない」と回答した人も36.7%に上りました。
このため国民生活センターは「乳幼児用規格適用食品」の表示が固さや大きさなども含めて乳幼児に適している食品であると消費者に誤認させているおそれがあるとして国に対して対応を要望しました。
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