Pages

Wednesday, September 1, 2021

熊本の町のパン屋さん、生産性を上げる仕入れの業務改善~パン・オ・ルヴァン|フーズチャネル - フーズチャネル

takooras.blogspot.com
熊本の個人ベーカリー店が取り組む、生産性を上げる仕入れ業務改革~パン・オ・ルヴァン

熊本県人吉市で82年続く個人ベーカリー店「パン・オ・ルヴァン」。本格的なハード系のパンを楽しんでもらいたいという思いが地元客に徐々に受け入れられ、姉妹店を含め4店舗を展開。2021年4月にはJR熊本駅ビルに出店を果たしました。

運営する有限会社ワールドベーカリーは食材が多くなったことで、仕入れ作業にITを導入。スタッフの生産性をアップさせたといいます。どのように取り組んでいったのか、取締役専務の常松真由美氏にお話を伺いました。

「町のパン屋さん」が人気ベーカリーに至るまで

【Q】82年の歴史があります。どのような成り立ちだったのでしょう?

ワールドベーカリー運営「パン・オ・ルヴァン 小峯本店」(熊本)店舗外観

パン・オ・ルヴァン小峯本店

現在の社長が3代目になりますが、祖父に当たる創業者が地元熊本の多良木町に昭和14(1939)年に開業しました。

当時はおまんじゅうやボーロ、あめなどを手作りして、町の商店さんに卸売りをしていましたが、戦後になって学校給食の始まりとともにパンを焼き始め、給食の指定工場になりました。店舗ではパンやお菓子を売りながら、近所の商店や学校給食のパンの卸を主に取り扱ってきました。

ワールドベーカリー運営「パン・オ・ルヴァン」(熊本)店内で陳列販売されているパン商品

現代となって人吉・球磨地域では過疎化が進み、パンの卸だけでは経営が難しくなってきました。そこで15年前にパンのほかにケーキや洋菓子を扱う姉妹店の「ナチュラル」を出店したのです。

当時は大手のパンメーカーが「フランスパン」として出しているソフト系のパンが一般的で、現社長が東京で修行を積んで習得したバゲットをはじめとするハード系のパンはなかなか受け入れてもらえませんでした。お客様の好みに合わせたり、地元産の原材料を使ったりと工夫をこらしながら、バゲットだけでなく、惣菜パンや菓子パン、サンドイッチなどを扱って、試行錯誤を繰り返しつつ展開していきました。それが徐々に受け入れられるようになり、少しずつですがお客様に来ていただけるようになったと思います。

【Q】その後に「パン・オ・ルヴァン」の出店となるわけですね。

現社長の、自分が学んできたハード系のパンへの思いは強くて、やはり自分たちの作りたいもの、表現したいもの、お客様に食べていただきたいものを作っていこうと、思い切って10年前に出店したのが「パン・オ・ルヴァン」でした。

熊本の中でも創業地の人吉・球磨は特に焼酎文化の根強い地域で、主食はやはりお米が中心です。もちろんパン食は当たり前ではありますが、本格的なハード系パンの文化が定着していくにはまだまだ余地があると感じていました。

ワールドベーカリー運営「パン・オ・ルヴァン」(熊本)が製造するハード系パン

お客様にはパンってもっと奥深いものなんです、いろんな食材とあわせて食べるとおいしいですよという思いを発信したかったのです。

そこで店舗ではハード系のバゲットだけでなく、デニッシュやサンドイッチなど多様なパンのほか、ワインやチーズ、ジェラートなども販売しています。食材の提供というより、食卓を提案するという発想です。おかげさまで、コアなファンの方々ができ、地域の人に愛されるようになってきたと感じています。

【Q】その結果、今年4月、JR熊本駅にオープンした駅ビル「アミュプラザ」に出店されました。

ワールドベーカリー運営「パン・オ・ルヴァン」(熊本)JR熊本駅アミュプラザ店

パン・オ・ルヴァン アミュプラザくまもと店

とてもありがたいお話でした。10年間「パン・オ・ルヴァン」というブランドを育ててきて、それが認知されたことも喜びですし、熊本の玄関口で発信できるという、とてもいい機会をいただいたと考えています。

何よりも自分たちがパンのある食事のシーンが好きですし、楽しいと感じてきました。そういう楽しみ方をお客様に知ってもらいたいという思いに尽きます。それが理解されたことがうれしいし、今後も新たな楽しみ方を提案していかなくてはならないという重圧も感じています

原材料へのこだわりと多品目ゆえの悩み

【Q】本格的なパンを焼く場合、やはり原材料は厳選されたものを使っているのですか。

原材料の小麦粉は熊本県産をメインに使っています。また、惣菜パンやサンドイッチなどにつかう野菜や卵、お肉などの食材や、ジェラートにつかう牛乳に関しても、極力熊本県産の食材でまかなっています。

ただし面白いというか、難しいというか、ハード系のパンでもとくにバゲットの場合は、どうしても熊本県産の小麦粉だけでは本来の深い味わいが出せないんです。本場フランス産の石臼引きの小麦粉でしか出せない味わいを楽しんでもらうためにも、バゲットの原材料についてはフランス産を使っています。

【Q】そうなると仕入れ先は多岐にわたりますね。

これがパンの専門店であればもう少し仕入れ先を絞ることはできたのかも知れませんが、いま店舗では様々な食材を扱っている関係で、野菜や肉や卵のほか、マヨネーズやソース、バターなどと取り扱う食材が何種類にもなります。ほかにもパン用の小麦粉はもちろん、ワインやチーズなどの外国からの輸入品もあり、そうとうな数の食材を仕入れていることになります。

そこで2019年、仕入れのシステム化を考えて、インフォマートの『BtoBプラットフォーム受発注』を導入しました。きっかけは、経営の勉強のために取り寄せた大手コンサルティング会社の教材なかに、飲食店と卸売業者間での受発注システムという仕組みがあることを知ったことです。

ワールドベーカリー運営「パン・オ・ルヴァン」(熊本)店内で陳列販売されているパン商品

その時はそういうものもあるのかと思っただけでしたが、後日、店舗のバックヤードで発注を担当していたパートスタッフが、「これから○○を×個発注するけど、ほかに何か注文するものある?」と大きな声で呼びかけている場面を見ました。そのスタッフは、FAX用紙に品名と数量を一生懸命に書き込んで、送信していました。

そして思ったんです。そうか、発注すべき品目が多岐にわたっているからこそ、それぞれの担当現場で、誰かが気づく範囲内で発注するしかなくなっているのかと。そのやり方では発注漏れも起こるし、トータルで見ればムダも出てきます。これは改善しなければ、と強く思いました。それが直接のきっかけでしたね。

導入して改めて気づかされた非合理性

【Q】現場からはIT化への抵抗はありませんでしたか?

それは特になかったようです。というのも、うちのパートスタッフは比較的若くて、スマホを使いこなせる世代です。その点、受発注の画面はスマホからでもアクセスできるから、スタッフからは「難しい」とか「使いにくい」といったマイナスな評価はありませんでした。最高齢の60歳前後の方も操作しています。

ワールドベーカリー運営「パン・オ・ルヴァン」(熊本)店内でパンを並べる女性スタッフ

むしろ自由になったという声が大きいですね。FAXで発注する際は機械に張り付かなければできませんでしたし、過去のデータと比較するには、オフィスにいってファイルをめくって調べなければなりませんでした。それが、いまはスマホでいつでもどこでも発注できるようになりました。休憩時間に発注しているスタッフもいます。

【Q】仕入れで役立っているということですね。

発注だけではなく、原価計算にも便利に使っています。サンドイッチ部門で扱う食材は野菜がメインで、天候や季節などの諸事情によって原価のアップアダウンが激しんです。そのときに検索をかければ、卸値の安い業者を探せますし、他の商品一覧も見られるので替わりの食材を探すことも簡単です。

新商品やリニューアル商品をだすときには必ず原価計算を行って、売価を設定しています。商品を開発した担当者が売価設定までおこなうのですが、その際、かつては業者ごとにまとめてある納品伝票の束から食材ごとに数字を探して、トータルでの仕入価格を確認していました。でも、いまは食材ごと、季節ごとに価格のかわる仕入れ食材に関しても直近の数字を確認できます。原価計算から売価設定まで、極端に作業工程が少なくなりました。

いまでは新商品開発担当者が、「今日は時間がないので、家で原価計算をやってきます」などと気軽に、ストレスなく作業しています。システムを導入して改めて、これまでいかに大きな時間的ロス、作業工程のムダがあったか知らされた思いです。

ほかにも発注確認とか、過去の納品書検索とか、様々な業務が楽になったので、作業に取りかかる前の億劫さから解放されて、スタッフの心理的にも良い効果があったのは間違いありません。

スタッフへの期待とさらなる飛躍と

【Q】今後の展望を教えてください。

うちは駅ビルに出店したとは言え、あくまでもオーナーとパートさんによる個人店です。やはりパートスタッフの力に頼るところは少なくありません。そのスタッフのストレスが少しでも軽減できれば、次のメニュー開発や売り方、味のこだわりなど、様々なことを考える時間に充てられます。

ワールドベーカリー運営「パン・オ・ルヴァン」(熊本)パン職人が手掛けるハード系パン

これまで自分たちが楽しい、美味しいと思った食卓のあり方を提案してきたつもりですが、今後も同じです。スタッフが仕事を楽しんでくれれば、その思いはお客様に伝わると信じています。

ご来店いただくお客様にとって、パンを選んでいる時間を幸せに感じていただける。そんな商品開発、お店作りを進めていきたいと考えています。


FAX発注を卒業して、飲食店の生産性を高める--BtoBプラットフォーム 受発注

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 熊本の町のパン屋さん、生産性を上げる仕入れの業務改善~パン・オ・ルヴァン|フーズチャネル - フーズチャネル )
https://ift.tt/3DIytLq

急速凍結で風味そのまま 相鉄線瀬谷駅に冷凍パン専門店(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース

takooras.blogspot.com

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 急速凍結で風味そのまま 相鉄線瀬谷駅に冷凍パン専門店(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3gV0aHr

「未来のためのパン屋さん」 高校生が売れ残り販売、困窮者支援 - 毎日新聞 - 毎日新聞

takooras.blogspot.com
「未来のためのパン屋さん」でパンを販売する高校生ら=横浜市南区の弘明寺商店街で2021年8月2日午後7時32分、池田直撮影 拡大
「未来のためのパン屋さん」でパンを販売する高校生ら=横浜市南区の弘明寺商店街で2021年8月2日午後7時32分、池田直撮影

 店で売れ残ったパンを買い取って販売し、得た収益を生活困窮者の支援に充てるため、神奈川県立高校の生徒たちが「未来のためのパン屋さん」と名付けた3日間限定の店舗を横浜市南区の弘明寺商店街に構えた。ボランティアではない形で生活困窮者を支援し、なおかつフードロスを防ぐ。そんな一石二鳥のアイデアは、「自分たちにできる活動から始めたい」という思いから生まれた。【池田直】

 「パンいかがですか、私たち『未来のためのパン屋さん』です」。8月初旬の午後8時を回った弘明寺商店街。日替わりでオーナーが代わる店舗「アキナイガーデン」の前で、高校生たちが呼び込みをする。

 軒先に置いた机には、レーズンブレッドやカレーパンなど数種類のパンがずらりと並ぶ。価格は正規のパン屋よりも割安だ。家路を急ぐサラリーマンや主婦たちが続々と足を止める。「これもおいしそう」「そのアンドーナツももらっていい?」。開始から15分足らずで、この日仕入れた41個のパンは売り切れた。

 企画したのは、県立横浜国際高校(同区)の有志の生徒たちでつくる「未来のためのプロジェクト」。2020年4月に結成され、昼休みや放課後に集まり、関心のある社会問題について話し合ったり、活動計画を練ったりしている。21年5月に国連が設定するSDGs(持続可能な開発目標)を考える中で、高校生としてできる活動はないかを模索した。日本のフードロス問題に着目し、「食の問題は高校生にとっても身近にある」と未来のパン屋さんを発案した。

 売れ残った食品を安く買い取り、販売して廃棄を防ぐ。そんな方法を考えていたところ、東京都新宿区の神楽坂駅前にある書店兼カフェ「かもめブックス」で営業する「夜のパン屋さん」の仕組みを知った。

 夜のパン屋さんは路上生活者の生活再建のための支援をする「ビッグイシュー日本」が運営しており、生徒たちは同社にアドバイスをもらった。学校近くの老舗パン屋「かもめパン」に協力してもらい、販売で得た収益は同社を通じて生活困窮者支援に充てることになった。

 買い取れるパンの個数や種類は日によってバラバラで品ぞろえは安定しない。食品表示法の規定で、成分表示がある商品以外は販売できないなど制約も多い。ただ同校2年の伊陽鞠(いひまり)さん(16)は「同じ商品でないことで、普段手に取らない商品を発見してもらえる」とメリットを話す。生徒らは3日間で計214個のパンを販売した。

 伊さんは「想像以上に地元の人が買いに来てくれて、人とのつながりの大切さや温かさを感じた。新型コロナウイルスの感染拡大が収束すれば、また店を開きたい」と笑顔で話した。SNS(ネット交流サービス)で取り組みを知り、購入に訪れた同市神奈川区のフリーターの女性(48)は「素晴らしい活動。こうした活動が続けばフードロスへの意識も高まるだろう」と購入したパンを抱えながら感心した様子で話した。

 ビッグイシュー日本によると、同社が直接協力して夜のパン屋さんと同様の取り組みを開催するのは初めてという。担当者は「私たちだけでは全国に展開することはできない。こうした取り組みを高校生たちが本当に実現してくれたという喜びは大きい」と感謝した。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「未来のためのパン屋さん」 高校生が売れ残り販売、困窮者支援 - 毎日新聞 - 毎日新聞 )
https://ift.tt/3DIgZPg

第一屋製パンが「リラックマ」のパンを発売 キャラが好きな食べ物をテーマに商品開発(オーヴォ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

takooras.blogspot.com

[unable to retrieve full-text content]

第一屋製パンが「リラックマ」のパンを発売 キャラが好きな食べ物をテーマに商品開発(オーヴォ) - Yahoo!ニュース  Yahoo!ニュース
からの記事と詳細 ( 第一屋製パンが「リラックマ」のパンを発売 キャラが好きな食べ物をテーマに商品開発(オーヴォ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3gWN24l

『おかえりモネ』第80話では、菅波(坂口健太郎)の決断に百音(清原果耶)が動揺 - リアルサウンド

木下博勝医師、ワクチン接種から3か月後の抗体値が「予想外」「3回目接種…確かに必要かも」 - スポーツ報知

takooras.blogspot.com

 女子プロレスラーでタレント・ジャガー横田の夫で、医師の木下博勝氏が2日、自身のインスタグラムを更新。新型コロナウイルスワクチン接種後の抗体に関する検査結果を報告した。

 木下氏は「おはヨネスケ。5月にコロナワクチンの2回目を接種して、約3週間後に行った抗体検査では、抗体の数字が150程度だったのですが、3ヶ月後の検査で、21まで下がる事が分かりました」とつづり、検査結果が表示された用紙を掲載。

 「もちろん個人差が有りますが、予想外でした」と率直な思いを明かし、「3回目の接種が年内に始まると思いますが、僕の結果だけからですが、確かに必要かもと思いました」と記していた。

 コメント欄にはフォロワーから「3ヶ月でこんなにも下がってしまうんですね」「貴重なデーターありがとうございました」「抗体、だだ下がりですね」などの声が寄せられている。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 木下博勝医師、ワクチン接種から3か月後の抗体値が「予想外」「3回目接種…確かに必要かも」 - スポーツ報知 )
https://ift.tt/3kPtSym
エンタメ

眞子さまと小室圭さんの「皇室の伝統を破壊」した結婚が、佳子さまへ引き継がれる危険性(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース

takooras.blogspot.com

小室親子はハガネのメンタル

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 眞子さまと小室圭さんの「皇室の伝統を破壊」した結婚が、佳子さまへ引き継がれる危険性(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3kJevI4
エンタメ