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Tuesday, March 10, 2020

欧米人も絶賛!「日本のパンブーム」が長く続いている理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

パンブームはなぜ長く続いているのか

 パンブームが続いている。

 始まったのは『Hanako』(マガジンハウス)が2009年11月12日号で、「東京パン案内」を特集したあたりからで、2011年10月から東京・三宿で世田谷パン祭り、2013年秋に東京・表参道で週末開催される青山ファーマーズマーケット内で、青山パン祭りが開かれるようになって加速した。

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 総務庁家計調査で、一世帯当たりの消費金額でパンがコメを抜いたのは2011年で、その後もパン消費金額が多い傾向は続く。いったいなぜ、こんなに長く一つのブームが続いているのだろうか。

 原因の一つは、高品質のパンを作る新しい店が増えたこと。おいしいパンが多いから流行る。考えてみれば当然だ。

 日本に住む欧米人たちも「日本のパンはおいしい」と言う人がたくさんいるし、アジアでは日本の技術を学んだ人たちが、日本スタイルの菓子パン・総菜パンを売っている。

フランススタイルから始まった

 最初にブームをけん引したのは、バゲットやクロワッサンを売りにするフランススタイルのパン屋。フランスで修業してきた職人の店も多い。

 最初は1996年に、神戸のフランス料理店コム・シノワがパン部門、ブーランジェリー・コム・シノワを立ち上げたこと。阪神淡路大震災で傷ついた、神戸復興が目的だった。

 続いて、今は東京・日比谷にも支店を持つル・プチメックが1998年、京都・今出川にオープンしたこと。そして2001年、PAULが東京進出。同年、メゾン・カイザーも日本に進出して、東京・高輪にオープン。この2店が東京都心にできて行列店になった。

 その後も、都内のあちこちに新しい店が開いていき、その品質の高さがパンマニアを育て、わざわざパン屋巡りをする楽しみをもたらした。

 そうしたパン屋とパンの魅力がイベント主催者やメディア関係者の知るところとなり、情報が広がってパンブームに至ったのである。

SNSがグルメ大国化を加速した

 おしゃれな食べもの、新しいおいしさ。そうしたものに目がない女性たちは多い。

 何しろ2000年代には、グルメブームという言葉も使いつくされて日本はグルメ大国になっている。

 おいしい食べものを求めて、わざわざ遠出する、旅行するといった、おいしいものハンティングの趣味を持つ人が珍しくなくなっていたことも、影響しているだろう。

 2000年代初頭にはブログが普及し、インターネットに写真を投稿する人たちも増えていく。それは2008年にフェイスブックとツイッターが日本語版サービスを開始し、東日本大震災後に利用者が急拡大して本格的にSNSの時代が到来したことで加速した。

 この頃から既存のメディア以上に、SNSでの情報交換の影響力が大きくなる。

 当然のことながら、おいしいパン屋さん情報も、パンイベント情報もインターネット上を飛び交って人々の行動を促す。人気の店やイベントには、行列ができることが当たり前になっていく。

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