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Tuesday, April 7, 2020

山崎製パン「バター香るパン」 バター不使用大騒動の顛末(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

「バター香る食パン」なのに、「バター」を使っていなかった? 3月30日、消費者庁は北海道内で販売されていた食パンの「商品名」が、景品表示法に違反していたとして、山崎製パンなどに再発防止策等を求める措置命令を行なった。違反があったのは山崎製パンの札幌工場が製造し、2018年11月~2019年10月にファミリーマートで販売された「バター香るもっちりとした食パン」の18万袋分。原材料表示では「バター」「もち米粉」を使用しているとしながら、それらを使っていなかったというのだ。

「昨年10月に山崎製パンは不適正表示であったことを自ら公表していましたが、工場側の故意性があったということで、今回の措置命令に至った」(消費者庁表示対策課食品表示対策室)

 バターを使っていなければ、“バター香る”はずもない。この奇妙な不祥事は、昨年10月、山崎製パンの社内調査で発覚したという。同社広報・IR室の説明。

「本社の生産部門が各地の工場を訪問して品質確認を行なっているなかで、バターやもち米粉が入っていない、『小麦の朝』という定番商品の生地が転用されていることが判明しました。食パンの受注数が増えるなか、配送時刻に間に合わせるために生産ラインの切り替え時間を削減しようと、別の食パンの生地をそのまま使ってしまっていた。マネジメントする管理職が生産ラインの実態を把握できておらず、複数人の現場担当によって行なわれていたことでした」

 あくまで製造時間を短縮しようとしたことで起きた違反であり、バターの代わりにマーガリン……といった“代替原材料”を使っていたわけではないという。そうすると気になるのは、1年もの間、「バターが香らないぞ!」という指摘がなかったのかだ。

「改めて調査したのですが、この間、お客様からバターの香りがしないといったお問い合わせはなく……」(同前)

 同社は再発防止策として今後、管理体制の強化や現場社員の教育研修を図ると強調したが、バターの生産量で圧倒的な日本一という“本場”であるはずの北海道民に、気がつく人が一人もいなかったというのは、“パンまつりの季節”に判明した意外な事実である。

※週刊ポスト2020年4月17日号

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