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Thursday, July 22, 2021

大熊産イチゴ使用 新感覚「UFOパン」、女子高生が試作 - 福島民友

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 ふたば未来学園高3年の久保木ふうかさん(17)=いわき市=は、大熊町特産のイチゴを使った2種類のパンを試作した。このうち一つは東日本大震災前に町内で人気を博した「UFOパン」をアレンジ。久保木さんは「パンをきっかけに町民の交流が増えてほしい」と話し、商品化を見据えて秋の完成を目指している。

 地域の課題解決を実践的に行う総合学習の一環。1年生時、東京電力福島第1原発事故による避難の影響で課題となる大熊町のコミュニティー再生に関心を持ち、大好きなお菓子作りで「町民のコミュニケーション向上を図りたい」と考えた。かつて本物のUFOパン作りに携わっていた町民らに聞き取り、6月から試作を繰り返した。

 パンは震災後に町の新たな特産品となったイチゴをふんだんに使った。風味や栄養価などを損なわず保存性を高めるため、イチゴをフリーズドライにしてUFOとイチゴの形にした2種類のパンを作った。

 21日、町役場で試食会が開かれた。久保木さんが前日に仕込んだパン140個を持参し、イチゴ生産者ら町民10人が試食。参加者からは「UFOの縁の部分をもう少しこんがり焼けば再現度が高い」などのアドバイスがあり、久保木さんは真剣にメモを取った。パンは吉田淳町長をはじめ、町職員にも配られた。

 久保木さんは「試食会で得たアドバイスを参考に改良し、おいしいパンを完成させたい」と意欲を見せた。完成したパンは今後、町内のイベントで町民にプレゼントされる予定だ。

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