「死ぬまでアイラブ カレーパン」-。カレーパンをこよなく愛する長野県松本市のパン職人が、その思いを歌に込めた曲を作詞・作曲し、自ら出演するユーチューブも公開している。タイトルは「カレーパンロック」。アコースティックギターの弦を鮮やかに弾きこなし、ところどころで織り交ぜてあるシャウト(絶叫)もなかなかの見物だ。やや小太りで愛嬌(あいきょう)たっぷりのパン職人が、実にロックなまねをしてくれた。(松本浩史)
ロックのリズムで
パン職人は、松本市のパン製造会社「スヰト(スイート)」で、ベーカリー部門の責任者を務める松井祐太さん。高校2年生のときにアコースティックギターなどを始め、平成17年の入社後、社内行事として始まった新年会やバーベキューで、ギターやパーカッションができる同僚と洋楽や邦楽を演奏するようになったという。
カレーパンを題材にした曲は、30年の新年会で初めて披露した。せっかく仲間が集まるのだから「面白おかしくやれたら」と思ったそうだ。カレーパンは、同社の約70~80種類のパン商品の中では一番人気で、売り上げが最も大きい。国民になじみのあるパンでもある。何よりも自分が誰よりもこのパンを愛している…。迷いはなかった。
作詞の際に決めていたのは「難しい言葉を使わず、カレーパンを題材にしている歌だとすぐに分かること」。そこに、わくわくするような、思わず体を動かしたくなるようなリズムを乗せていく。それには「ロックのようなリズムが雰囲気的にいい」(松井さん)と考えた。
弾き、歌い、絶叫し
動画は、パン職人のユニホームをまとった松井さんが、厨房(ちゅうぼう)の作業台に置かれたアコースティックギターに近づいてきて、そのネックを左手でさっそう持ち上げるシーンから始まる。漫画チックな「シューッ」という効果音が耳に飛び込む。
「今日も朝からカレーパン お昼も揚げたてカレーパン たまにはご飯がくいてー」
「なんだかんだで朝からカレーパン なんだかんだでお昼もカレーパン なんだかんだでアイラブカレーパン」
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May 23, 2020 at 10:00AM
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「カレーパン愛」をロックにのせて 長野県松本市の職人が作詞・作曲 ユーチューブで人気 - 産経ニュース
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